兵庫県丹波篠山市の丹波木綿保存会(岡本美和代表、14人)が今月から、黒豆の館(同市下板井)の田舎バイキング会場で作品の常設展示を始めた。定期的に作品を入れ替える予定で、バイキング利用客に県伝統的工芸品である同保存会の丹波木綿をPRする。
第1弾は、着尺の一部(幅40㌢、長さ65㌢)を、同市内の木工作家、小島洋延さん制作の額に納めて作品とした4点を展示している。同保存会の佐藤美鈴さん、西澤恵子さん、井上純子さんは「食事をしに来た方々に見ていただけてやりがいを感じる。丹波木綿を知っていただける機会になれば」と話している。
同館の能勢震次社長が、バイキング会場のにぎわいと、地元名産のPRになればと、同保存会に展示を打診した。
同保存会の作品は、丹波篠山百景館、安間家史料館、ひょうごふるさと館(神戸阪急新館)、創作館、篠山口駅観光案内所で販売されている。