兵庫県丹波市立西小学校5年生17人が、地域の田んぼで古代米「赤米」の手植えに挑戦した。田植え綱に付けられたマークを目印に、30センチほどの間隔で丁寧に植えた。
地元で里山整備活動などに取り組むグループ「かどのでもりもり倶楽部」(待場明雄代表)と、住友ゴム工業市島工場、JA丹波ひかみが協力し、児童を指導した。
4アールほどの田んぼに田植え綱を張り、児童たちが3、4本ずつ苗を植えた。植え終わると後ろに下がり、また植える作業を繰り返した。植え忘れてぽっかり空いたスペースがあると、同倶楽部のメンバーから「そこ抜けとるぞー」などと声が飛んでいた。
児童は、「田植えはワクワクした。貴重な体験だと思う。秋の収穫が楽しみ」と笑顔。待場代表(79)は「今年も子どもたちと田植えができることに感謝。子どもたちは上手に植えていた」と話していた。