兵庫県丹波篠山市にある県立篠山鳳鳴高校で17日、「第11回鳳鳴祭」(文化祭)が開かれた。コロナ禍の影響で2年連続中止しており、3年生にとっては「最初で最後」の文化祭。演劇にダンス、展示と、ようやく開催できた文化の祭典を満喫していた。
同市伝統の民謡「デカンショ節」で幕開け。体育館の舞台は3年生がメインとなって演劇やダンスパフォーマンスなどを披露し、青春を謳歌する姿に会場から大きな拍手が送られた。
前生徒会長の生徒(3年)は、「コロナ禍があり、こうやって全体が体育館に集まること自体がほぼ初めて」と言い、「進路選択が迫る3年は、少し気分転換して、また明日から気持ちを切り替えたい。1、2年は、この学校のことをもっと好きになるきっかけにしてくれたらうれしい」とほほ笑んでいた。