兵庫県丹波篠山市の伊熊きぬ子さん(100)が自宅で育てているサボテンが20日、開花した。1年に1日しか咲かないという。直径5―10センチほどのピンク色の鮮やかな大輪を咲かせ、伊熊さんは「嬉しい」と和やかな笑みを浮かべている。
近所の人から株を譲り受け、「若い頃からずっと育て続けてきた」というサボテン。品種は不明。毎年6月頃に開花しているという。子株が生えるたびに株分けをし、こつこつと本数を増やしてきた。
現在約30本を栽培中。春になると肥料をやり、庭先に出し、適度に水をやる。ほかにランなども栽培している伊熊さんは「花が生きがい。育てるのが楽しい」とほほ笑んでいる。