兵庫県丹波篠山市藤坂の長尾勝美さん(73)が同県丹波市氷上町で信楽焼のタヌキのそばで2羽のコウノトリが羽を休めるユニークな写真の撮影に成功した。
長尾さんによると、田んぼにいたコウノトリが道を渡り、民家の庭先に置かれた信楽焼に向かって歩いている姿を確認。「もしかしたらタヌキと一緒に撮れるのでは」と車の中から、望遠カメラを構え、コウノトリがフレームに入るのを静かに待った。「タヌキの前に来い、来いと、どきどきしながら待ちました。その時が来た瞬間、夢中で連写しました」とうれしそうに振り返った。
コウノトリの足環から個体識別を行ったところ、雌の1歳「J0345」と、2歳の雄「J0277」と分かった。