兵庫県丹波篠山市内の渓流沿いで出会ったのは野鳥の「キセキレイ」。「ピピッ」という甲高い声を上げながら、目にもとまらぬスピードで水面の上を滑るように飛ぶ。
全長20センチほどで、腹部の黄色が特徴。せわしなく飛び回っていたかと思うと、枯れた木の上に軽やかに着地した。
レンズを向けてみてみると、なんと片足立ち。深山幽谷とまではいかないものの、山中の木の上に片足一本ですっくと立つ姿は、「修業中ですか?」と声をかけたくなる。
鳥の片足立ちの理由は、効率的に一方の足を休めるためがほとんど。もしくは片足に異常が起きているかだが、2分ほどたつと、両足で立ったため、胸をなでおろした。
レンズに気づいたのか、こちらに一瞥くれると音もなく飛び去る。記者もまねて片足立ちをしてみたが、すぐによろけてしまった。
【丹波新聞鳥部season2】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)