兵庫県立篠山東雲高校3年生の森田一志君が、校内のほ場の一角で栽培しているヒマワリ約300本が見頃を迎えた。「咲いているヒマワリを見て毎日、『あぁ、うれしい』と幸せな気持ちになれています」と笑顔を浮かべる森田君。ずらりと並ぶヒマワリは校舎からも見られ、生徒や教諭たちの心も癒している。
農業高校である同校の3年生が各自で取り組む課題研究の一環。景観美化や搾油を目的に、ヒマワリを課題研究のテーマに選んだ。5月に種をまいて以来、水やりや除草作業に毎日汗を流してきた。
7月上旬、初めて花が咲くと「思わずはしゃいでしまいました。教室の中ではルンルン。後輩にも『咲いたヒマワリ』とLINEしました」と笑う。友人からは「きれい」と声を掛けられたという。
中西駿太君(3年)は「きれいに咲いている。あれだけの数は育てられない」と舌を巻いていた。