7日の七夕に合わせ、兵庫県丹波篠山市市野々集落の住民が趣味を生かした作品を並べる「市野々かかしの里 バス停ミュージアム」内の展示品が模様替えされた。夏の花を題材にした絵や手芸作品、ホタルを撮影した写真などを展示。笹飾りや風鈴も飾っており、夏らしい雰囲気を演出している。
車庫を活用したミュージアム内で、約15人が30点ほどを展示。ヒマワリやアジサイを描いた水彩画や刺しゅう画、海と入道雲を表現したパッチワークなど、多彩な作品が並んでいる。
笹飾りの短冊には「コロナ収束 マスクさようなら」「宝くじ 夢でもいいから一億円」「健康で これから先も市野々で」などと、切実な願いが書かれていた。
パッチワーク作品を展示している前三千子さん(74)は「幼いときの懐かしさを感じてほしい」とほほ笑んでいた。
現在の市野々集落の人口は約50人。集落内には30体ほどのかかしが立ち並んでいる。