兵庫県丹波篠山市網掛にあり、かやぶき屋根が特徴の古民家レストラン「りょうり舎やまゆ」が、土用の丑の日(7月23日、8月4日)に合わせた夏季限定メニュー「うなとろ丼」の提供を始めた。麦飯の上に炭で炙ったウナギを乗せ、さらにその上から特産の山の芋のとろろをたっぷりとかける。店長の松浦由美さん(53)は「暑さに負けない、スタミナ満点のメニュー。食べて元気になって」とほほ笑む。
「スタミナ料理の両雄が手を組んだ最高コラボ」をコンセプトに昨年から提供を始めた。今年はとろろの味が負けないよう、ウナギのたれをあっさりとした味に変更し、双方の味を引き立たせた。
鹿児島産のウナギを使用。特に火持ちが良いとされる同市桑原集落産の炭で焼き上げ、「外はカリッ、中はふわっ」という食感を実現。そのまま食べたり、わさびや山椒をかけたり、とろろをかけてあっさりと食べたりするのもよしで、「味変」を楽しみながら飽きずに食べられる。
今後、夏季限定メニューとして定着させていきたい考え。うなとろ丼の提供は9月初旬まで。ウナギ1尾で5390円(税込み)、半身で3960円(同)。季節の小鉢、みそ汁、デザートも付く。テイクアウトもでき、とろろの小袋が付いて2808円(同)。
営業時間は、昼が午前11時―午後3時、夜は午後5時から(要予約)。火曜定休。