兵庫県丹波篠山市立西紀南小学校で28日、児童たちが地域住民と共に工作などに取り組む催し「夏休み地域学習会」があった。1-6年生の計16人が、地域で伐採された竹を使って2種類の「鉄砲」を製作。完成後には実際に発射し、爽快感を味わっていた。
地域住民や保護者らで構成する学校運営協議会(北山豊会長)が、自然の材料を使った遊びを体験してもらおうと企画した。
同協議会委員6人の指導のもと、「空気鉄砲」と「水鉄砲」を作った。児童たちは、のこぎりの扱いに苦戦しながら竹を切り、断面をやすりで磨いた後、太さが異なる竹を組み合わせ、竹筒と押し出し棒を完成させた。
空気鉄砲の中には、濡らして丸めたティッシュを入れ、棒で押し出すと、「ポンッ」と音を立てて勢いよく飛んだ。児童たちは「無限にできる」と喜んでいた。水鉄砲はグラウンドに向けて発射し、「水のアーチ」を描いていた。
5年生の男子児童は「発射する瞬間が気持ちよかった。家でも遊びたい」と話していた。