水をかけ合い、夏の思い出をつくるイベント「SPLASH!!丹波!!―幻のウォーターランド」(同実行委員会主催)が7日、兵庫県丹波市柏原町田路の丹波年輪の里で開かれた。コロナ禍により3年ぶり4回目の開催に、丹波市内外から3000人ほどが来場。水鉄砲を持った参加者が互いに打ち合い、芝生の広場を駆け回ったほか、「スプラッシュステージ」と名付けたメイン広場では、大砲の形をした「巨大泡モコマシーン」から大量の泡が放たれ、集まった参加者が泡まみれになり、笑顔が弾けた。
「泡モコタイム」を3回実施。“砲台”付近に集まった参加者に向け、実行委員がバブルマシーンで大量の泡を発射。参加者も水鉄砲で応戦し、大歓声とともに一瞬の涼を楽しんでいた。
芝生広場では、水鉄砲に水を補給するためのミニプールが設置され、参加者は水がなくなると一目散に駆け寄った。それぞれ友人や保護者らに水をかけまくり、歓声がこだました。
市内の高校生も活躍し、柏原高校が切り盛りしたステージイベントは盛況。今回初めて設けた「丹波の魅力ブース」では、丹波布や檜皮葺きの体験ができ、氷上高校の加工品販売、氷上西高校のレーザーライフル射撃体験などもあった。物販や飲食ブースも軒を連ね、それぞれ長蛇の列をつくっていた。
参加した小学生のきょうだい、足立彩華さんと礼音君は、「めっちゃ泡がかかって涼しかったし、気持ちよかった」と笑顔。実行委員長の青木美子さん(40)は、「とにかく来丹者を増やしたいという思い。関係人口を増やすことにつながれば」と話していた。
丹波青年会議所や市内7団体で実行委員会をつくった。