兵庫県丹波篠山市内で、木の枝に飛来したのは美しいダークブルーが特徴の”青い鳥”。ヒタキ科の「イソヒヨドリ」だ。
全長23センチほど。雄は頭からのど、背中にかけて美しいダークブルーで、腹部は赤茶色。雌は全体的に灰褐色。名の通り、本来は海辺に暮らす鳥で、内陸に位置する丹波地域では20年ほど前からよく観察されるようになった。
留鳥で季節的な移動はしない。春には各地で繁殖期を示す美しいさえずりを響かせていたものの、夏になるとあまり姿を見なくなったが、初秋に入って再び飛び交い始めた。暑さが和らいできたからか、はたまた子育てを終えたためか。
基本的に単独行動のはずだが、複数で飛んでいることもあり、親と成長した子どもという組み合わせかもしれない。
何かと暗い話題が多い昨今。久しぶりに現れた青い鳥に「幸せ届けてよ」と願った。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)