兵庫県丹波篠山市内各地で、稲が収穫期を迎え始めている。色づいた穂が一面に広がる光景は、まるで”金色の野”のようだ。
初秋の風が吹くたびに稲穂が金色の波を作り、今の時期しか見られない美しい田園風景をつくり出す。同市も含まれる「丹波地方」の名前は、古代米の赤米が「丹色(にいろ)の波」に見えたという説もある。
少しずつ稲刈りが始まっており、コンバインがゆっくりと進む姿も見られる。同市は環境や生き物に配慮したお米「農都のめぐみ米」を推奨しており、学校給食にも活用されている。
おいしい新米が食べられる時期まであと少し。