石油ストーブからやかん落下防ぐ 友人のやけどで補助装置考案 暖取りつつ安全に煮炊き

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ストーブに取り付けた加熱補助装置「暖かばんざい」

兵庫県丹波市青垣町にあり、建物や土地の売買業を営む「サンエー開発」が、石油ストーブの天板に取り付け、やかんや鍋の落下を防ぐ、加熱補助装置を考案し、商品化した。暖を取りつつ、安全に煮炊きできるほか、災害で電源が喪失したときにはストーブの炎が明かりにもなる。高一夫社長(77)は「高齢者の安全グッズ、防災グッズとして展開したい」と話している。

商品名は「暖かばんざい」。実用登録新案と商標登録済み。底に穴を開けた、ブリキ製の一斗缶の半分の缶(幅23・8センチ×奥行き23・8センチ×高さ17・5センチ)を、専用の金具でストーブの天板に取り付ける。

缶の中に調理器具を入れて使う。調理器具の底に敷く金属の受け皿もあり、吹きこぼれた時にストーブに内容物がかかるのを防ぐ。

天板の前面と後面で固定するため、前後の揺れに強い。横揺れでも、缶が天板上で斜めにずれることはあっても落下はせず、缶の中の物がこぼれ出ることはないという。

ステンレス製も作ったが、金属価格高騰のおり、商品化はブリキ製のみ。販売価格7440円。

ふたを開けた「暖かばんざい」と、開発者の高一夫社長=兵庫県丹波市青垣町西芦田で

ストーブの上に置いていたやかんをひっくり返し、やけどを負った友人の話から、落下を防ぐ器具を作った。自作し5年間使った上で、「災害時に役立ててもらえるのでは」と、さらに2年を費やし、防災グッズとして商品化した。火に関係する装置のため、取扱説明書を専門業者に作ってもらったり、生産物賠償責任保険に加入したりし、安全確保に半年以上費やした。

高社長は、「暖を取りながら、安全に煮炊きができる。明かりも取れるし、移動も簡単。災害や高齢者のやけど防止への備えとして使ってもらえれば」と話している。

防災推奨マークを取得している、電源不要の反射式石油ストーブで、油タンクが右端にあるものに取り付けが可能。

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