兵庫県丹波篠山市の鳳鳴酒造(本社・同市呉服町、西尾和磨社長)が、秋の限定酒「ひやおろし」を販売している。早春に搾った新酒がひと夏を越してほどよく熟成し、穏やかな香りとなめらかな口当たり、芳醇なこくが魅力の逸品。同社は、「この時期だけの味。ぜひ楽しんでほしい」と呼び掛けている。今月30日まで。
ひやおろしは、大吟醸「笹の滴」や純米吟醸、吟醸、純米、本醸造など6種。笹の滴は山田錦を38%まで精白し、フルーティーな香りと淡麗な口当たりが特長。純米吟醸は爽やかなのどごしの中に米のうまみが感じられるなど、種類によって異なる味を楽しめる。
「秋の限定酒販売会」と銘打ち、期間中、同社のほろ酔い城下蔵(呉服町、午前9時半―午後5時)と、味間蔵(同市大沢、午前9時―午後4時)で販売している。ひやおろしのほかに、同社の前掛け(2030円)や、前掛けを使ったトートバッグ(3850円)なども販売している。
丹波黒枝豆のシーズンとも重なるため、同社は、「黒枝豆と一緒に味わって」と話している。