そろそろ出発 越冬地への長旅へ ツバメが大集団形成「またね」

2022.10.08
自然

越冬地への出発に向けて、大集団を形成しているコシアカツバメ=兵庫県丹波篠山市内で

気温がぐっと落ち込み、秋本番を迎えている兵庫県丹波篠山市で、早朝、数百羽の鳥が電線にとまっている。レンズを向けてみると正体は「コシアカツバメ」だ。

市内では3月末ごろから飛翔するようになり、民家の軒などで子育てに励んでいた。ひなが成長し、気温が下がってきたことから、今後、越冬地の東南アジアなど南方に向けて旅立つ。

大集団は、数千キロにも及ぶ長旅への「出発」が近づいていることを告げる光景でもある。

電線にとまるコシアカツバメ。画面に入り切っていないが、その数は数百羽。通行人も思わず「すごいなぁ」=兵庫県丹波篠山市内で

犬と一緒に散歩中だった男性は、電線を見上げ、「すごいなぁ」と声を漏らし、「うちにいたツバメも入っているかも。長旅に気を付けて。またね」と目を細めていた。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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