兵庫県丹波篠山市北の病児保育施設「にこにこ」で「にこにこまつり」が開かれた。新型コロナウイルスの感染対策を徹底しつつ、趣向を凝らした子ども向けの遊びコーナーが用意され、親子の笑顔の輪が広がっていた。一昨年の夏に続き2回目。コロナ禍の中、親子で一緒に楽しんでもらえるイベントをと企画した。
約50人の子どもが来場。密を避けるために事前予約制とし、遊べる時間は30分間に限定した。
医者になりきるコーナーでは、子どもが母親やきょうだいらに聴診器を当てた後、「痛くないですよ」などと言いながら、針のない注射器で “接種”していた。的入れなど手作りのアトラクションも盛り上がっていた。
同施設保育士の吉田都美子さんと、隣接する小嶋医院の看護師の安井友香さんの2人はウクレレを披露。「どんな色がすき」「さんぽ」などの曲を演奏し、子どもたちは音楽に合わせてタンバリンやマラカスをたたき、リズムに乗っていた。
5歳の女の子は「注射が上手にできた。楽しかった」とはにかんだ。