兵庫県丹波篠山市波賀野の酒井実さんが、ユニークな形をした大根を3本収穫した。先が三股に分かれており、「珍大根3兄弟」と命名。17日に開かれた地域のクリスマス会でお披露目し、参加者から爆笑をさらっていた。
いずれも長さ50センチほどで、同じ畝で収穫した。特に変わった栽培方法はしていなかったという。
「つくろうと思ってもつくれへん。芸術品」と酒井さん。「味は一緒」と、変わった形を見てもらった後に、クリスマス会でプレゼントすることにした。
同市波賀野新田の松田秀耕さん(76)宅で開かれたクリスマス会には、50ー90代の27人が参加した。大正琴や三味線、尺八の演奏などで盛り上がった後、3本の大根が登場。参加者たちは「やー恥ずかしいわ」などと言いながら、手を叩いて爆笑していた。「子ども」「中学生」「おっさん」と、大きさに合わせて名前も付けた。
「中学生」の大根をプレゼントされた細見よしこさんは「ふろふき大根にして、やわらかい食感で食べたい。切るのに罪悪感はない。それよりも、採れたての大根をもらえたのがうれしい」と笑っていた。