布施戎神社(大阪府東大阪市)の福娘20人を対象とする「ミス福娘コンテスト」(布施商店街連絡会主催)が行われ、兵庫県丹波篠山市内在住で、神戸女学院大学3年の西尾玲奈さん(21)が、準ミス福娘に選ばれた。1月9ー11日の十日戎で福を授けるほか、1年間、布施や東大阪の町をPRする活動などに励む。
42回目を迎えたコンテスト。405人の応募があった。書類による1次審査、面接による2次審査を通過した20人を来年度の福娘に決定。その中から、特技などをPRする11月26日のコンテストで、ミス1人、準ミス2人、入賞6人を決めた。
2020年4月から2年間、丹波篠山観光大使を務めた西尾さん。任期を終え、「学生のうちにしかできない、新しいことに挑戦したい」と福娘に応募した。
コンテストの自己PRでは”リポーター”になりきり、出場者に今の心境などをインタビュー。周囲を巻き込む持ち前の明るさを存分にアピールした。「緊張したけれど、空回りしても良いという気持ちでやり切れたのが良かったのかも」と笑う。
「まさか準ミスに選ばれるとは思っていなかった。うれしい」と喜び、「福を与えられるような笑顔でご奉仕させていただきたい。取材時や、商店街の人と話す際には、ちょこちょこと丹波篠山のことを発信し、興味を持ってもらうきっかけもつくりたい」と顔をほころばせた。
観光大使の活動については、「その場の雰囲気を盛り上げる話し方ができるようになった。コロナでオンラインによる映像出演が多かった分、姿勢や目線の送り方などのたたずまいも身に付いた」と振り返った。