兵庫県丹波篠山市立城東小学校4―6年生15人が14日、同校で、フィンランド発祥のニュースポーツ「モルック」を体験した。老若男女問わずにプレーできるスポーツが秘める戦略の奥深さに触れ、熱戦を展開した。
1―12の数字が振り分けられた3・5メートル先の木製ピン(長さ22・5センチ)に、木製の棒を下手投げで当てて得点を競う。倒した本数や、ピンの数字に応じて得点が入り、先に50点ちょうどにしたチームが勝ち。
同市内を拠点に活動し、ニュースポーツの普及に取り組む有志サークル「チーム道」のメンバー4人が来校し、ルールを紹介。その後、児童たちが1チーム3人に分かれ、総当たりで試合を行った。
相手の得点を考慮し、複数本か、1本のみを狙うかを、チーム内で相談しながら、1人5回ずつピンを投じた。狙い通りにピンが倒れると、「ブラボー」と連呼しながら、ハイタッチをして喜び合っていた。
体験した児童は「初めてだったけれど、頭を使って楽しくできた。またやってみたい」と話していた。
お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さんが世界大会に出場したことでも知られ、近年人気が高まっている。