きらびやか 児童・保護者製作のキャンドル点灯 体育館の床にずらり

2023.01.31
丹波市地域

夜の体育館で行われたキャンドルナイト。自分の作品を探して歩く来場者=兵庫県丹波市氷上町上新庄で

兵庫県丹波市の西小学校PTAが、同校の全児童(132人)とその保護者が製作したキャンドルを同校体育館の床にずらりと並べて点灯するイベント「キャンドルナイト 夢よ届け☆西っ子132の灯☆」を開いた。イベント開始の午後6時、児童たちが家族に連れられ次々に来場。暗闇をきらびやかに彩る数多くのキャンドルの光に心を躍らせていた。

キャンドルは冬休み中の親子の宿題として製作。高さ14センチの牛乳パック製で、中にLEDの光源を仕込んで光らせた。

牛乳パック表面のプリントを剥がし、カッターナイフで動物やハート、星など、思い思いに模様を切り抜いた。「笑顔いっぱいの年にしたい」「将来、消防士になりたい」「テレビに出たい」「世界平和」といった願い事や希望も書き添えた。

非日常空間となった体育館を訪れた児童たちは歓声を上げながら、自分の作ったキャンドルを探し歩き、見つけると家族で写真を撮ったり、感想を言い合ったりしていた。6年生の2人の女子児童は、「今までになかったイベント。キャンドルがたくさん並んできれい」と目を輝かせていた。

企画した同PTA保健体育部の有田武司部長(42)は、「思いのほか、大勢の来場があり、良かった。今日の夜のひとときが、小学校生活の楽しかった思い出の一つになれば」と願っていた。

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