スズメ最終形態へ ふっくらから「モフモフ」に 冬の寒さに対応

2023.01.12
地域自然

澄み切った冬の青空を背に、ふっくらどころか「モフモフ」になりつつあるスズメ=2023年1月12日午前9時33分、兵庫県丹波篠山市内で

冬の寒さに対応するため、体を膨らませている野鳥たち。連日最低気温が氷点下となっている兵庫県丹波篠山市では、スズメたちのモフモフ具合が急激に進み、今シーズンも「最終形態」が近付いている。

スズメなどは寒さから身を守るため、脂肪を蓄えたり、羽の中に空気の層を作ることから、見た目がふっくらする。

年末時点ではふんわりと丸くなった程度の印象だったが、1月に入ると一部のスズメたちが「モフモフ」に。今後、極寒の2月ともなると、ほとんどがダウンコートを着たような姿になる。

12月の段階。ふっくら

まんまるな姿は、「ふくらスズメ」とも呼ばれ、「福良」「福来」など縁起物とされているが、当のスズメたちにとっては生き残るために必死な姿だ。

スズメは近年、個体数が減少傾向ともいわれている。暖かくして冬を乗り切ってもらいたい。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

 

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