里山に春の訪れを告げる山野草、セツブンソウが17日、兵庫県丹波市青垣町内の自生地で早くも開花した。例年2月3日の節分に間に合うように咲くが、今年は1週間―10日ほど早い。ここまでの記録的な暖冬が影響しているとみられ、太陽の日を浴び、透き通るような白いガクをいっぱいに広げている。
東側の山裾に位置し、日当たりが良く、例年、同町内の他の自生地より3週間ほど早く咲くが、今年はさらに早い。13、14日ごろからつぼみが膨らんでいた。花の大きさは2センチほど。シカが好まないキンポウゲ科の植物で、食害を免れている。
江古花園(同町東芦田)でもつぼみが膨らんでいる。