兵庫県丹波篠山市の丹波篠山茶生産組合(原田勇組合長)が、JA丹波ささやま味間製茶工場で「寒茶づくり体験」を初めて行った。参加者は蒸した茶葉を懸命に手もみし、その感触や香りを楽しんでいた。
蒸した茶葉はむしろの上に広げられ、参加者が原田さんの指導で手のひらの下の部分で懸命にもみ込んでいた。
参加した女性(30)は「もみ込んでいくうちに匂いや葉の様子が変わっていくのが楽しい」と話していた。
寒茶は暦の上では1年のうちで最も寒くなるとされる「大寒」(1月20日)の時期に刈り取られ、茶葉は春に備えてたっぷりの栄養分を蓄えているという。カフェインやタンニンが少なくて、刺激や苦みがあまりなく、胃に優しくまろやかな味わいだという。