フランスの農業学ぶ 高校生3人が渡仏 「視野広げたい」

2023.02.05
地域

国のプロジェクトでフランスへ渡る篠山東雲高の西嶋君、粟野君、西田君(左から)=兵庫県丹波篠山市福住で

兵庫県丹波篠山市の篠山東雲(しののめ)高校の西田光澄君(2年)、西嶋一惺君(同)、粟野謙心君(1年)が7―11日、日仏農業教育連携プロジェクトでフランスを訪問する。同校を含め、国内4校の農業高校が参加する。現地の農業高校の訪問や、ワイン醸造所、農場の見学などを予定している。

両国による初の訪問プロジェクト。対面交流による両国の農業高校同士の連携強化や、国際感覚を備えた人材育成が狙い。

フランスでは2校の農業高校を訪問し、生徒たちが交流する。世界的に名高いワイン産地のボジョレー地区のワイン醸造所や、リヨン市近郊の農場を訪問。日本食関連の展示コーナーが設けられているリヨン美食館も訪れ、食育セミナーや交流会などを催す予定。

両国は2016年、若手農業者の参入促進を目指して協力することに合意。以降、農業高校同士で交流を進めてきた。

今回の訪問プロジェクトには、全国10校の農業高校から応募があった。東雲高は2021年から行ってきたフランスのサン・ヴァンサン高校との交流実績をもとに選出された。4校共に生徒3人、教諭2人が渡仏する。

東雲高とサン高はこれまでに5回程度、オンラインで交流。学校の取り組みや特徴、食文化などを紹介し合った。

東雲高から渡仏する3人は、研究内容や希望進路、コミュニケーション能力などを考慮し、同校が選抜した。

「フランスの料理や食文化に興味がある。世界から見ると日本は小さい。外国の農業を直接見て、知って、視野を広げたい」と西田君。粟野君は「向こうの作物の製法や文化を吸収したい。土地も気候も、育て方も違う。日本で使える技法を持って帰りたい」と目を輝かせる。西嶋君は「高校生で行ける機会はない。選ばれた自覚を持ち、フランスで学んだことを学校での実習に生かしたい」と意気込んでいる。

3人は帰国後、フランスの訪問で学んだ内容をまとめ、3月に在校生らへ報告する。

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