「愛」の象徴 残雪の木に野鳥「キジバト」 夫婦で寒さに耐え

2023.02.24
自然

木にとまり、じっと寒さに耐える2羽のキジバト。「夫婦円満」や「幸福」の象徴という=兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内で、じっと木にとまっていたのは野鳥の「キジバト」。枝の残雪と凛とした2羽のキジバトが屏風絵のような光景を見せてくれる。

全長約30センチ。うろこのような背中と、首にあるマフラーのような縞模様が特徴。「デッデー、ポッポー」と印象的な声で鳴く。ヤマバトとも呼ばれ、公園などに群れているドバトとは別の種類だ。

つがいになると四季を問わず行動を共にしたり、子育ても夫婦で取り組む姿から、「夫婦円満」「家内安全」「幸福」「愛」などの象徴とされる。ヨーロッパでは、日本の「おしどり夫婦」と同じ意味で「2羽のキジバト」と言われるそう。

寒さに耐え、暖かな春を待つ幸福の象徴。世界各地で争いが起きる昨今、仲睦まじい2羽のキジバトを見つめながら、一人、平和を祈った。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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