兵庫県丹波篠山市立城東保育園の給食に地元の特産「デカンショ太ねぎ」を使ったかき揚げが登場した。0―3歳組の園児41人は口々に「甘い」と言い、顔をほころばせていた。
デカンショ太ねぎは、白ネギと下仁田ネギを組み合わせた品種で、軟白部が長さ25センチ、太さ2・5センチ以上であることが条件。
この日の給食では、同園の調理員2人が、園児たちに生のデカンショ太ねぎを見せた後、ちりめんじゃこ、大豆と共に揚げて提供した。園児たちは、かき揚げをおいしそうに頬張り、「ジューシー」と声を上げる園児もいた。
2歳組の男の子は、「サクサクして甘くておいしかった」と笑顔だった。
同園は、丹波篠山に多くの特産があることを知ってほしいと、年間を通じて旬の特産を使った給食を提供している。