じーっ モフモフスズメに見つめられ 立春過ぎてもまだ寒く

2023.02.16
自然

電柱にとまったモフモフのスズメ。右の1羽がこちらを「じーっ」=2023年2月16日午前8時47分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市の農道を歩いていると、頭上から「チュンチュン」の大合唱。見上げた先にいたのは、寒さ対応で膨らんだスズメたちだ。

スズメは寒さから身を守るため、気温が下がると脂肪を蓄えたり、羽の中に空気の層を作るなどして見た目が膨らむ。大寒波がやってきた1月末にはダウンコートを着たような「最終形態」が完成していた。

立春を迎えてもまだまだ寒く、16日早朝の市内は氷点下1度で、スズメたちもモフモフのまま。「寒いなあ」とつぶやきながらシャッターを切り、後で画像を確認すると、1羽がカメラ目線でこちらを見つめている。野鳥を観察していたつもりが、逆に「なんだ、あの人間」と、観察されていたのかもしれないと気づかされた。

最終形態

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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