イチゴスイーツ巡るラリー 農家と菓子組合がコラボし初開催 市の新しい魅力を発信

2023.02.12
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「お菓子ないちごフェスティバル」を楽しんでと呼び掛ける菓子店主と生産者たち=兵庫県丹波市氷上町成松で

兵庫県丹波市菓子工業組合と、同市内の若手イチゴ栽培農家が、初めてのコラボイベント「お菓子ないちごフェスティバル2023」を、14日から4月9日まで開く。5農家のイチゴを使い、6店が新開発、リニューアルしたイチゴスイーツ11種を味わうスタンプラリーだ。

生産者が、市内においしいイチゴがあることを知ってもらい、イチゴを通して市の新しい魅力を発信しようと同組合に提案。組合は、生産者と菓子店、菓子店同士の相乗効果が期待できると、加盟8店中、6店が参加に手を挙げた。20―40代の生産者は、酸味が少なく甘みが強い「章姫(あきひめ)」、酸味がしっかりあり、味が濃くて断面が赤い「紅ほっぺ」など、5、6種類を提供。菓子店は、硬さや甘味、酸味、断面の色合いなどを見て、自店に合う品種を選び商品化した。6種類が新作。

スタンプラリーの応募は4月15日まで。応募用台紙は、参加各店の商品情報、生産者の栽培にかける思いを記載したパンフレットに付いている。4000部を作成。参加店や集客施設で配布する。3店舗を巡ると、イチゴ加工品の甘酒と丹波のお菓子ボックス(6店舗のおすすめ)、組合8店舗で使える商品券500円分が、6店舗を回れば、化粧箱入り生イチゴ、お菓子ボックス、クーポン1000円分が、抽選でそれぞれ10人に当たる。

抽選に外れた人の中から3人に「夢丹(むーたん)賞」としてイチゴの甘酒、イチゴジャム、イチゴバターを進呈。

後藤紀行同組合長(50)、生産者の高見敦洋さん(37)は「イチゴとイチゴスイーツで春の丹波市を盛り上げたい」と意気込んでいる。

最新情報はSNSで発信する。参加店と対象商品(一部)、生産者は次のとおり。▽「丹波苺のチョコフォンデュ」ときわどうゆめタウン店▽「Hiroシフォン~笑~Emi」Hiro正栄▽「夢丹生どら」明正堂▽「フルーツ団子―丹波苺」藤屋▽「いちご大福」荒木本舗▽「夢丹いちご大福」井上▽ハピネスラボストロベリーファーム▽木下農園▽河手いちご園▽アグリサポートたんば▽あぐり丹波

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