粘り勝とう 「落ちない山の芋」いかが? 受験生を後押し

2023.02.02
地域観光

「落ちない山の芋」のとろろが入ったすり鉢を逆さにし、粘り強さをPRする同館スタッフ=兵庫県丹波篠山市黒岡で

受験生を後押ししようと、兵庫県丹波篠山市のJA丹波ささやまの直売所「特産館ささやま」(同市黒岡)が「落ちない山の芋」の販売を始めた。同市冬の特産・山の芋のとろろの、「器をひっくり返しても『落ちない』ほどの粘り強さ」にあやかったほか、近くの春日神社で合格祈願もしてもらった。同館は「受験前にはカツ丼も良いけれど、粘り強い『とろろ丼』を。受験も粘り勝とう」とエールを送る。

1個(500グラム弱)で、1200円前後。形状によって値段が変わる。在庫がなくなり次第、販売終了。合格祈祷をしたお守りも販売している。

春日神社の一瀬貞明宮司が受験生たちの合格を願って祈祷した。受験生や、その両親だけでなく、受験を控える孫のために買いに来る祖父母の姿も見られるという。

職員の発案を受けて昨年から販売を始め、大きな反響を得た。同館は「昼夜の温度差がある丹波の風土からできる山の芋。自信を持って誇れる特産品」と力を込め、「滋養強壮にも良いので、受験勉強に疲れたときにもお勧め」と話している。

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