兵庫県丹波篠山市北新町の篠山城跡三の丸広場でこのほど、和風のコスプレ(仮装)をしてスポンジの刀で戦う「チャンバラ合戦 丹波篠山の陣」が開かれた。忍者や武将、アニメキャラクターなどに扮した人たちが、戦国ムードを満喫しながら熱い戦いを繰り広げた。
木村拓哉さんが織田信長役で主演し、ロケ地の一つに篠山城跡が使用された映画「レジェンド&バタフライ」(東映)の公開記念イベントとして丹波篠山市が企画した。
思い思いのコスプレに身を包んだ参加者は、当たっても痛くないスポンジの刀を持ち、腕には「命」と呼ぶボールを装着して対戦。「命」が落とされると倒されたとみなされるルール。2つの軍に分かれ、敵軍を全滅させるか、生き残った人の多いチームが勝者となる「全滅戦」と、敵軍の大将を倒した時点で終了する「大将戦」などを繰り広げた。
午前中の子どもの部では、ほら貝が鳴り響く中、子どもたちが雄たけびを上げながら、いざ決戦。見事な刀さばきで相手を倒す子もおり、自軍が勝利を収めると飛び上がって勝ちどきを上げていた。
大将を務め、「絶対ぶっ飛ばす!」と気合を入れていた6歳の子は、「めちゃくちゃ楽しかった。またやりたい」と興奮冷めやらぬ様子で話していた。