兵庫県内で最も高い丹波市の燃やすごみ用袋の半額化(大袋80円を40円に)を求め、市民有志でつくる「丹波市『燃やすごみ袋』の半額化を求める市民の会」(寺田昭一代表)が1日、垣内廣明市議会議長に半額化実現を求める請願書を提出した。9296人の賛同署名を添えた。
寺田代表(87)は「ようやってくれとってやと、感謝してもらうばかりだった」と署名集めを振り返り、同会事務局の中西博子さん(75)は「議会の否決で安くならない。物価高で困っている。せめて近隣市並みに引き下げて」と要望した。
垣内議長は「大変多くの署名を頂いた。十分見て、議会で協議したい」と応じた。
ごみ袋の半額化は、林時彦市長の選挙公約。値下げには手数料条例の改正が必要で、市が提案した条例改正案を市議会が2021年12月、昨年9月の2回否決。「値下げ可能」とする市に、「ごみ減量が先決」「時期尚早」などと反対する議会に、市民が引き下げを求め、賛否の判断を迫る。
請願は、市議会の慣例で、所管の民生産建常任委員会(大西ひろ美委員長、9人)に審査が付託される。同委員会は9日に開かれる。3月定例会中に審査が終わるか、継続となるかは、議会の判断。