そろそろ 梅の木に冬鳥「ツグミ」 冬春共演も旅立ちの時

2023.03.16
自然

開花した梅の木にとまるツグミ。そろそろ旅立ちの時=2023年3月15日午後3時18分、兵庫県丹波篠山市内で

春めいた陽気が続いている兵庫県丹波篠山市。続々と開花している梅の木で、静かに身を潜めていたのは冬鳥の「ツグミ」だ。レンズの中で冬と春が”共演”する。

全長約24センチ。夏季にシベリア方面で繁殖し、秋から冬にかけて越冬を目的に全国各地に飛来。春に再び群れを作ってシベリアへと戻る。ツグミにとってはそろそろ旅立ちの季節。長旅気を付けてと願うばかり。

同時に、梅と冬鳥がともにある景色は、「冬」「春」などと言葉で切り取りがちな人間に、「世の中、そんなに割り切れるものじゃないよ」と教えてくれているような気がした。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

関連記事