兵庫県丹波篠山市にある国史跡・篠山城跡の堀に飛来していた冬鳥のカモたちの姿が減ってきた。春の訪れとともに、繁殖地の大陸へと帰る季節が始まっている。
冬の堀にはコガモやヨシガモなどが多数飛来し、にぎやかに水草などを食べる光景が見られた。2月下旬から春めいた陽光が降り注ぎ始めると、少しずつ数が減っている。これから渡去のピークを迎える。
渡来期から定期的に眺めてきた身としては、飛び去っていくカモたちが旅立つ友のようにさえ思える。寂しくもあるが、「どうか長旅気を付けて。また来てね」と心の中でつぶやくばかり。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)