オフィスヨガ広めるブリリアント・ウィズ代表 高階敏子さん(芦屋市、丹波市出身)

2023.04.23
ニュース

高階敏子さん

働く人も会社も幸せに

人生の大半を費やす働く時間を快適にする手伝いがしたいと、会社の昼休みなどにスーツのまま、いすに座って行う気軽なヨガを考案。「オフィスヨガ」と名づけ、2016年から展開している。経済産業省が「健康経営優良法人」を認定するなど、「働く人の健康維持」は企業の関心事で、事業拠点を置く神戸市内の上場企業など大手から体験・導入が広がっている。
実家は、高階洋装店(丹波市山南町和田、閉店)。和田小、同中、柏原高校から早稲田大学文学部に進学。ファッションに興味があり、アパレル大手の「ワールド」(本社・神戸市)に就職、同社のブランド企画を担当した。東京、神戸で10年勤務した後、神戸ファッションマートのファッション情報室に移り、ファッション都市神戸の「神戸ファッションウィーク」全般に携わった。
2015年、両親の介護のため離職し、起業。「1人になって、会社で働くことは楽しい」と実感した。「働いている時はイライラすることもあった。イライラを解消する方法があれば、もっと楽しい時間を過ごせる」と思いついたのが、大学生から続けているヨガだった。導入した企業からは、リフレッシュだけでなく、異なる部署で働く社員間のコミュニケーションがはかれるようになったと、上々の評価を得た。
東京に進出しようとしたタイミングで新型コロナが流行。ヨガ指導を対面からオンラインに切り替えるなど、事業見直しを迫られた。丹波市商工会の支援を受け、第2創業に挑戦中。本業は、クリエイティブディレクター。「『面白いことがしたい。アイデアが欲しい』時にお声がけください」

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