ハンカチノキ 白い葉が風にひらひら 「今年は数多い」

2023.04.27
地域自然

見頃を迎えている「ハンカチノキ」。風にひらひらと揺れる=兵庫県丹波市青垣町で

兵庫県丹波市青垣町大名草の谷勉さん(81)所有の畑で、「ハンカチノキ」が見頃を迎えている。緑の葉よりひとまわり大きい、白い花びらに見える葉が、風にひらひら揺れている。

中国原産のミズキ科の落葉高木。木に引っ掛かったハンカチのように見える部分は花びらでなく、「苞葉(ほうよう)」と呼ばれる葉。球状をした多数のおしべと1つのめしべを、苞葉が包むように守っている。

22年前に、知人から種を譲り受け、植えた。知人には、開花まで25年かかると言われたが、15年目から咲き始めた。

5月初旬に“満開”になることが多いが、今年は1週間ほど早く、「花の数がいつになく多く、ハンカチの数も多い」と、“豊作”に目を細めている。

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