圧巻の花畑 林床に薄紫の「カタクリ」 5000平方メートルに「癒しの世界」

2023.04.06
地域自然観光

多くの来園者でにぎわう「カタクリ」の群生地。圧巻の花畑が広がる=兵庫県丹波市氷上町清住で

関西最大級のカタクリの群生地がある兵庫県丹波市氷上町清住で、「かたくりまつり」(清住村おこし実行委員会主催)が開かれた。雑木林の斜面約5000平方メートルに咲き乱れる風景は圧巻。来園者は、森の中の林床に広がる薄紫の花畑にカメラを向け、夢中でシャッターを切っていた。

ユリ科の多年草。今年は桜と同様、例年に比べ10日近く早い開花だったという。

超望遠レンズでカタクリのかれんな姿を切り撮っていた地元のカメラマンは、「地元の皆さんの世話によって、年々株が増え、ボリュームが増している。2株だけ白いカタクリがあるのも見逃せない」とにっこり。

会社の同僚と神戸市から来ていた男性(56)は、「実物のカタクリを見るのは初めて。かわいらしい花をしっかり写真に撮ることができた。神戸から北に少し車を走らせるだけで、こんなにも素晴らしい癒しの世界が広がっている丹波は素敵な所」と笑顔だった。

関連記事