兵庫県丹波篠山市立西紀南小学校の2、5年生の30人と西紀みなみ幼稚園の園児39人が23日、近くにある「丹波たぶち農場」を訪れ、恒例のいちご狩りを体験した。子どもたちは、真っ赤に熟れたいちごに「あま~い」と歓声を上げていた。
大粒のいちごがなったビニールハウスに入った子どもたちは、「どれにしようかなぁ」と真剣な表情で品定め。お目当てのいちごをはさみで切っては、大きな口を開けてほお張った。
「今まで食べたいちごの中で一番おいしい」「最高」などと口々に話す子どもたちを前に、同農場の田渕泰久さん(45)は、「いちごがこんなふうにできることや、地元に農場があることを知ってくれたらうれしい」と笑みを浮かべていた。
5年生の児童は、「お店で買ったものよりも、ずいぶん甘くて柔らかい」と真面目に〝食レポ〟をしつつ、いちごを口に運ぶたびに笑顔があふれていた。