「ウェブ」で地域貢献を
ホームページ制作などを手がける株式会社「いなかの窓」(丹波篠山市西新町)の取締役。ウェブ制作もこなしながら、会社全体の業務やスケジュール管理のほか、外部との打ち合わせなどにも臨んでおり、「みんながきちんと仕事ができるよう、会社を回していくことに面白さを感じます」とほほ笑む。
篠山東雲高校を卒業後、工場などに勤務。同級生が立ち上げた同社の活動を知り、「面白そうだな」と感じていたという。ただ、その時点でウェブ関連のスキルはゼロ。独学でプログラミングやウェブデザインを猛勉強して基礎的な知識を身に着けた上で入社し、一昨年、取締役に就任した。
「向上心のすごい人ばかり。置いていかれないようにと、ITやビジネス、教育など、たくさん本を読むようになった。おかげで少しだけ成長できたと思っています」
ウェブ制作を通して、丹波篠山を盛り上げることが会社の理念。事業者のホームページを制作し、国内や世界とつなぐことに加え、商品を販売するECサイトも運営しており、「地元の商品がもっと売れることで、地域貢献につながると思う」と言い、「みんなと話す中で、自分も地元が好きなんだと再認識した。丹波篠山の情報をもっと発信していきたい」と意気込む。
同社ではゲームをスポーツと捉える「eスポーツ」の専用ルームも開設。「子どもが好きなので、一緒に楽しみながら広めていきたいですね」
プライベートでは、1歳の愛娘にメロメロ。「とにかくかわいくて。しかることができるか心配です」と苦笑する。33歳。