「第8回篠山よさこいまつり2023」(同実行委員会主催)が21日午前10時―午後4時、篠山城跡三の丸広場とその周辺(兵庫県丹波篠山市北新町)で行われる。市役所、田園交響ホール南側道路を歩行者天国にし、初めてパレード演舞を披露する。新型コロナウイルスの影響で昨年は3年ぶりに縮小開催。通常開催は4年ぶりとなる。同県丹波地域4チームを含む近隣都市から28チームが参加し、演舞するほか、23ブースの飲食店が出店する。
三の丸広場、大手前南駐車場(田園交響ホール西向かい)、市役所前パレードの3会場で開催。
篠山城跡をバックにステージを設けた三の丸会場で午前10時からオープニング。その後、各連が次々と演舞を披露する。丹波篠山オリジナル総踊り曲に合わせた総踊りも行われ、午後3時18分からは「RASSYAI!(ラッシャイ)」(2018年作)、午後3時25分からは「踊れ篠山どっこいしょ」(08年作)が披露される。
大手前南駐車場会場では、同10時15分からオープニング。午後2時50分に終了する。パレード会場は午前11時から歩行者天国になり、11時半から演舞開始。午後1時半に終了する。
三の丸広場会場では、出店ブース「篠よさお城マーケット」を構え、焼き鳥や唐揚げ、ステーキ、カレーなどのフード類、プリン、ドーナツ、ジェラートなどのスイーツ類などを販売する。大手前南駐車場にもステージと、子ども向けの「縁日ブース」を設ける。
同まつり実行委員長の上羽裕樹さんは「4年ぶりに通常開催ができ、行政関係の皆さんやコロナ禍でも必死にチームを守ってこられた踊り子、チームの関係者の皆さん、応援の方々に感謝したい。今回は『挑戦』がテーマ。最後まで楽しんでいただければ」と来場を呼びかけている。
結成20周年の演舞を披露する、同市立岡野小学校を拠点にする「輝楽」は16―62歳の8人で出場。2002年結成時に初めて覚えた「南中ソーラン」を披露する。
同校の保護者が卒業生の謝恩会のアトラクションをきっかけに結成した輝楽。15周年記念公演を機に古市、城南、味間地区から入会した人もいる。瀧山玲子代表は「気楽に楽しんで、一人ひとりが輝く、がモットー。周りの方の応援もあり、今まで続けて来られたので、少ない人数だが感謝の気持ちを込めて元気に踊りたい」と話している。
親子で入会し、5年目の高仙坊博子さん(46)と航樹さん(16)。「大勢の前で南中ソーランを踊るのは初めて。苦手な演目ではあるけれど、頑張りたい」と博子さん。航樹さんは「篠山東雲高の友人も来るので、大きく踊り、かっこいいところを見せたい」と懸命に練習に励んでいる。
【三の丸会場】▽10時31分=輝楽▽11時27分=丹波篠山楽空間▽零時37分=丹波沼貫よさこいチーム一心貫▽1時47分=篠恋▽3時18分=総踊り▽同25分=総踊り【大手前南駐車場会場】▽11時48分=篠恋▽零時37分=丹波篠山楽空間▽1時33分=輝楽▽2時22分=丹波沼貫よさこいチーム一心貫【パレード会場】▽正午=丹波沼貫よさこいチーム一心貫▽1時10分=丹波篠山楽空間