兵庫県丹波篠山市立の篠山、たまみず、岡野の3幼稚園が交流行事として15日、篠山幼稚園で藍葉の「たたき染め」を楽しんだ。
講師は、市内で藍を栽培している桑田芳治さん(73)=大阪府=が務めた。園児たちは、タデアイの葉を無地のハンカチの上に置くと、その上を覆った透明シート越しに、プラスチックハンマーでたたいて布に色素を移した。30人の園児が一斉に行ったため、教室には「トントントン」の音が大音量で響き渡った。
年長の女の子は、「なんで、(色が)緑から青に変わるんやろ」とタデアイの化学反応に首をかしげ、「とんかちでたたくのが面白かった。うまくできたと思うで」と笑顔を見せていた。
染めたハンカチは、結び方を勉強するため、弁当を包む用途で使用する。