丹波少年自然の家を運営する事務組合が年度末で解散するのに伴い、6月末で利用を停止する同施設で、組合運営としては最後の自然学校が行われている。兵庫県内の丹波市、宝塚市、川西市の25校が利用する。新型コロナ前の形に戻り、丹波市内の小学校は4泊のうち2泊で同施設を利用している。
地元の青垣小は5月22―26日の日程の前半、2泊を利用。初日に藍染め、グリーンテーリング、2日目は野外炊事やフライングディスクゴルフを楽しんだ。同校は毎年、地元の特産に触れようと、他校にはない、アマゴのつかみ取りと塩焼きをプログラムに取り入れている。
西田伊吹さんは「うまいこと焼けてるけれど、ちょっと塩が多い」と言い、大井理子さんは宿泊体験の感想を「消灯後、怖い話をしようと言っていたのに、思った以上に暗くて怖くなり、すぐに寝た」と笑って話した。
阪神、丹波の9市1町でつくる丹波少年自然の家事務組合は今年度末で解散する。解散まで1年を切った現在も、跡地の扱いは未定のまま。