兵庫県丹波篠山市の日蓮宗寺院、妙福寺で30日、1年の中で最も暑い日と言われる「土用の丑の日」に合わせた祈祷祭「焙烙灸祈祷祭(ほうろくきゅうきとうさい)」が行われた。参拝者の頭頂部にお灸を据えてツボを刺激。古来から伝わる伝統療法で夏バテ防止などを祈願した。
同寺で行われるのは昨年に続き2回目。
午前10時の回には4人が参加。松本恵考住職(57)と松本隆誠副住職(28)が祈祷を行う中、教文が書かれた直径30センチほどの焙烙皿を頭に乗せ、もぐさをたいた。
昨年に続いて参加したという廣石みづえさん(73)=丹波篠山市=は「頭はすごく熱いけれど、やった後は気合いが入る。気分もすっきり」と話した。