さあ、夏休み―。子どもたちが指折り数えて楽しみにしていた夏休みが始まった。兵庫県丹波市立新井小学校では、PTA主催の水泳がコロナ禍以来4年ぶりに“復活”。初日の24日は、当番の保護者らが見守るなか、学校のプールに子どもたちの元気な声が響いた。
この日は22人が参加し、プールサイドでラジオ体操をした後、自由遊泳。6年生の男子児童は「鬼ごっこをしたりして、みんなで遊べて楽しかった」、4年生の女子児童は「みんなの泳ぎも見られてよかった」と笑顔だった。
再開をめぐっては、コロナや熱中症を心配する声もあったが、「子どもたちの喜ぶ顔を見るために、できる活動はなるべくやろうと決めた」と、同小PTA保健体育部長の渡辺真志さん(39)は話す。
今年は10日間実施する予定。コロナ対策として、密を避けるために女子の更衣室を3カ所に分け、男子は広い体育館で着替えている。また、熱中症の危険を避けるため、朝8時半の時点で、水温と気温を足して65度を超えていれば中止する。