起業者のつながりを 関係団体がネットワーク作る 8月から交流会

2023.07.14
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 兵庫県丹波市内で起業した人や起業を考えている人同士の“横のつながり”をつくり、販路や経営などに関する情報交換の場や、先輩起業者に相談できる機会にしてもらおうと、まちづくり柏原、丹波移住テラス、市商工会の3者がタッグを組み、「市起業家ネットワーク」を立ち上げた。今年度は5回、「交流会」と題したイベントを開き、参加者の事業発展につなげる。初回は8月20日午前10時―午後3時、丹波の森公苑(丹波市柏原町柏原)の里山スクエアで開く。

起業者には、気軽な雰囲気の中で、参加者それぞれが相談し合える関係性を築いてもらう。事前にアンケートを取り、例えば確定申告の仕方や販路開拓についてなど、テーマを決めた勉強会にも活用してもらう。

起業を検討している人には、市内でニーズがある事業や経営方法など、起業前に情報収集してもらう。参加者は、市商工会に寄せられる起業相談で数が多い、飲食業とサービス業を対象とする。

これまで、柏原で開業・出店したい人をサポートするチャレンジショップ「あっとかいばら」を展開するまちづくり柏原、移住して起業したい人も集う移住テラス、起業者や起業したい人を支援する市商工会の各業務で重なり合う部分があり、それぞれに起業者同士のつながりをつくることが必要と感じていながらも、コロナ禍や事業規模などの関係で、できていなかったという。単独でネットワークを立ち上げるより、3者合同で展開することで、より大きな事業効果が得られると考えている。

まちづくり柏原の濵田亮光さんは、「市内全域の起業者らに参加してもらい、情報をやりとりする場になれば、顕在的にある課題の解決につながるかもしれない」、移住テラスの井口元さんは「移住して起業した人の多くは、地元との交流を望む。それができるきっかけになれば」、市商工会の丸山卓也さんは「われわれが伝えきれていない商工会の支援制度などを、参加者同士で共有してもらう場にもなれば」と話している。

初回の交流会は参加費2000円。定員50人で、8月13日まで申し込む。2回目からでも参加できる。詳細は事務局のまちづくり柏原の濵田さん(メールtmo@kaibara.org)へ。

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