サッカー日本代表の久保建英選手が所属するスペインの名門クラブ「レアル・ソシエダ」の指導者が子どもたちに指導する「レアルソシエダキャンプジャパン」が18、19の両日、廃校舎を活用した京都府福知山市の複合型スポーツ施設「S―LAB(エスラボ)」であった。関西から参加した高校2年―小学2年生の43人に、基礎技術やボールを保持するチームの考え方をたたき込んだ。
ソシエダがしのぎを削るスペインリーグ「ラ・リーガ」とパートナーシップ契約を結び、サッカーに励む子どもの育成事業を手がける株式会社「ワカタケ」の主催。京都、千葉、滋賀の全国3カ所で行われた。
初日のボール回しでは、広いエリアで余裕を持ってプレーできるよう、指導者が「フィールドを広く使って」と口酸っぱく伝えた。子どもたちは、ボールを持ち続けることで試合を支配できるパスサッカーの真髄を学んだ。
同市立成仁小学校3年の田畑善二郎さんは「ボールを回すために人を見ることが大事だと思った」と話した。