スイカの産地として知られる兵庫県丹波篠山市大山地区の大山振興会(伊勢隆雄理事長)のふれあい市場が、神田神社境内で「ふれあい市場スイカ祭り」を開いた。地域住民や観光客など約250人が参加。品評会や重量当てクイズ、試食会など多彩な催しで盛り上がった。
品評会には7個が出品され、糖度や断面の美しさなどを審査。最高の市長賞に西垣勲さんが選ばれた。
同市立大山小学校の田中雅姫さん(6年)が、4月から始めたスイカ栽培について発表。さらに、この日に向けて6月から練習してきた、同地区担当の地域おこし協力隊、濱口杏梨さん率いるチアダンスチーム12人が「世界はあなたに笑いかけている」の曲に合わせて華やかに踊り、最後に「ゴー!スイカ祭り」とエールを送った。
恒例の試食会では、出品されたスイカが切って振る舞われ、子どもたちが真っ赤なスイカにおいしそうにかぶりついていた。
大阪府堺市から「昨年、試食を食べ損ねたので」と観光で訪れた西場晴日さん(7)は「甘くておいしい」と笑顔。地元の大坪夏菜さん(大山小5年)は「めっちゃ甘い」、橋本尋さん(同)は「大山の故郷の味がした」と話していた。