丹波の恵みを補給食に スポーツようかん開発へ サイクリング協会

2023.08.05
地域

開発を目指す「スポーツようかん」

兵庫県丹波市の魅力を発信するサイクリングイベントを開いている「丹波サイクリング協会」(松井崇好会長)が、丹波の食材を活用したオリジナル補給食の開発を目指している。特産の丹波大納言小豆などを使ったキューブ型の「スポーツようかん」で、運動の合間に補給するだけでなく、仕事や勉強などを“頑張ったご褒美”や、“もう少し頑張る”ときに食べたい「モチベーションフード」という。インターネットで開発資金を募るクラウドファンディングに挑戦中。松井会長(39)は、「丹波の恵みで作る。地域の魅力を詰め込んだ商品開発に協力していただければ」と話している。

開発を目指すのは2種類。「なかで農場合同会社」(同市春日町)などが生産した丹波大納言小豆を使用する「プレーン」と、丹波大納言小豆のこしあんに「あだちローズガーデン」(同市青垣町)のレモンを加えた「×青垣レモン」。携帯性や食べやすさにこだわり、いずれも和洋菓子店「やながわ」(同市春日町)が製造する。

オリジナル補給食の開発に協力を呼びかける丹波サイクリング協会のメンバー

同協会は、市の魅力を体験してもらう観光ツアー型サイクリングイベント「ツールド丹波」を開催。より魅力を発信するための方法を模索し、全国的に知名度がある食材に着目したという。

松井会長によると、スポーツ時に「スポーツようかん」を補給することは一般的で、これに特産を取り入れた商品を開発することで、地域の魅力の発信につなげたいという。

「支援者と一緒に作る」をコンセプトとしている。クラウドファンディングの出資者には、試作品を試食し、改良へのアイデアが出せるリターン(特典)などを用意している。出資者の意見を取り入れながら、より良い商品に仕上げていく。試作、開発にはプロのサイクリストらが協力する。

8月13日まで。目標金額は70万円。

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