兵庫県丹波篠山市内の畑で1つの茎から3つの実がなった秋ナスが見つかった。畑の持ち主の女性(76)は、「3きょうだい? 親子?。大きさを見ると親子のほうが良いかなぁ」と笑っている。
一見2つに見えるが、よく見ると左側に小さな実が一つ。それぞれ10センチ、8センチ、2センチで、確かに”親子”のようだ。さまざまな要因でまれにこのような現象が起きる。
女性によると、夏の高温と日照りでなかなか育たなかったが、9月に入って一気に実がなりだした。その中に3つ並んだ実を見つけてびっくりしたという。
ちなみにナスは収穫した時期によって夏ナス、秋ナスと呼ばれる。夏は皮が厚く、実が詰まった食感。秋は柔らかく、水分が多い。「秋ナスは嫁に食わすな」という”いじわる”な言葉があるが、ナスは体を冷やす働きがあることから、嫁を心配しているという説もある。
農家が多い同市では、毎年さまざまな変わった形の野菜が収穫され、井戸端会議の話題をさらっている。