兵庫県丹波篠山市立西紀南小学校の1、2年生30人が3日、校区内にある飲食店「旭や」を訪れた。同店は庭で”青い卵”で知られる鶏「アローカナ」を飼育しており、児童たちは抱っこに挑戦。「ふかふかや」「あったかい」と歓声を上げながら、生き物とのふれあいを楽しんでいた。
同店では親子丼のほか、アローカナの卵を使った洋菓子やパン、卵かけご飯などを提供している。児童たちは同店の北村仁さんらの案内で鶏たちのもとへ。のびのびと生活している鶏の様子を観察したり、抱っこさせてもらうなどしたほか、生みたての青い卵にも触れた。
手を洗った後、鶏とふれあっているうちに焼きあがったフィナンシェを試食し、「おいしい!」「また食べたい」と笑顔をはじけさせた。
北村さんは、「子どもたちの何とも言えない表情が最高でした」とほほ笑み、「普段食べているものが生き物のおかげで成り立っているということを感じてくれたらうれしい」と話していた。